私はごく一般の日本人をしていました。今はごく普通のカナダ人です。で怪我をして出血したら。。。。。こう思っていたのです。
怪我をして出血すると血液中の血小板が空気にさわり凝固を始めて止血する。血友病の人は血小板が空気に触れても固まらないので出血が止まらない危険な病気です。
当たっているようで当たっていなかった。
これをサイエンス的に説明すると実はこうなるのです。
まず傷ついた血管は血液の流出を止めるべく働きます。その部分の少し手前のところの血管が収縮して細くなるのです。これをvascular
spasmといいます。毛細血管ならそれだけで流血は止まるようです。でも太い血管だとそうは行きません。
血液の流出を少し抑えたところで血小板が働き始めます。血小板がどろっと濃くなるのです。これは私が思っていた「空気」ではなく血管の内側から作用しています。そして血管の内側と血小板が傷口に幕を張っていきます。
出来た血小板の幕の上に赤血球の凝固が始まり、血管の傷がふさがります。壊れた血管の壁の細胞が分裂して次第にそこを埋めていきます。その後でspasmがとまり血管が元太さに戻ります。
すごい機能だと思いました。
この過程は人類ほぼすべての人に同じように働いています。しかし薬の到来でcomplicationが起こることがあります。
例えばアスピリン系の薬。日本にもあるのでしょうか。北米ではアドビルとモトリンになります。これは血小板の働きを抑える力があるのです。昔は熱が出ればアスピリンといっていました。でも飲みすぎると、特に子どもなどは出血して止まらなくなったりします。持病で血液凝固を抑える薬を飲んでいる人も止血がとても大変です。糖尿病の人ではこの薬飲んでいる人もいるんでしょう。
こうやって調べてみると人間というのはなんともすごい機能を備えてフルに動いているんだなぁと思います。
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